ベルト交換で楽しむ腕時計

20161023_1

本人としてはあまり自覚がないのだが、周りに言わせると私は腕時計が好きなようである。好きであることと数を持つことは必ずしも一致しないが、改めて数えてみると現在8本ほど所持している上これから欲しい腕時計もいくつか挙げられるのだから、確かに好きなのかもしれない。

腕時計のジャンルでいえば、ミリタリーウォッチが一番のお気に入りだ。ミリタリーグッズというのは革製品のようなもので、新品同様であるほど魅力は薄い。自分が日々使っていく中で艶が出て、細かい傷がつき、手に馴染んでいく。世の中の製品の多くは購入時が一番魅力的で時間が経つごとに薄らいでいき、傷などつけようものなら「Oops」となるものだが、こと革製品やジーンズ、ミリタリーグッズは使い込んでこそ自分の中で価値が高まっていく。履きつぶしてなんぼ、傷がついてなんぼである。

私は Traser の腕時計を愛用しているが、NATO ストラップというナイロン製のベルトが標準付属品としてついている。Traser の腕時計を手にするまでナイロンストラップを使ったことはなかったが、これはいいものだ。取り外しは簡単(ベルトを通すだけ)、汚れたら洗えばいいだけである。特に夏場は革製ベルトの腕時計は着けるのを躊躇するが、ナイロン製ならなんら気に病むことはない。洗濯ネットに入れて洗濯機で洗ってしまえばいつでも快適に過ごせる。
またナイロンストラップはほつれが出たらライターなどの火で炙ってしまえば良いというのも豪快で良い。

http://shop.plaza.rakuten.co.jp/chronoworld/diary/detail/201404030000

こまけぇこたぁいいんだよ! で何事も済ませられるのがミリタリーウォッチの最大の魅力だと思っている。私自身が神経質な性分なのがミリタリーグッズに惹かれる要因なのかもしれない。そういう生き方はうらやましいというか、安心するところがある。


そんな理由でこの夏はほとんど Traser の腕時計と過ごしたのだが、やりくりのためにベルトに予備があるといいなと思った。調べてみると様々な色や柄の NATO ストラップがあった。前掲の手入れ方法を記したブログ記事のお店はオリジナルでストラップを製作・販売しているようで品揃えも豊富だった。

http://www.rakuten.co.jp/chronoworld-md/

ベルトを購入するときは、そもそも時計とベルトの種類(取り付け方法)が対応しているか、そしてベルト幅は要確認。長さについては(選べる場合は)お好みで良い。NATO ストラップについていえば、余った「しっぽ」を折り曲げるのがシンボルみたいなものなのでわざわざ腕周りに合う長さを探さなくてもいい。

とりあえず所持している3本の Traser 用にそれぞれ1つずつベルトを購入した。尾錠(ベルトの金具)は金属色よりも艶消しブラックのほうがマッチすると思ったのでブラック尾錠タイプを。

http://item.rakuten.co.jp/chronoworld-md/1003-0000301

20161023_2
TYPE6 MIL-G Sand
左が標準ベルト。右が「ベージュ」。このモデルは標準付属しているベルトがサンド仕様なのでそのままでも十分いけてるのだが、ベージュにするとまた印象が変わって良い。それっぽくなる。

20161023_3
SHADE x NERV
ヱヴァンゲリヲンとのコラボモデル。自分にとっての初 Traser はこれ。
左が標準ベルト。右が「パープルストライプ」。
まさにエヴァ。というかよくこの配色のベルトを作ってくれたと思う。エヴァモデル以外にどんな時計に合うのかちょっと想像がつかない。

20161023_4
CODE BLUE Shadow
上の2つに比べると一回り小さいモデル。軽い。
左が標準ベルト。右が「JB【ブラック&グレー】」。このはまり具合、完璧である。右が標準と言ってもおかしくない。素晴らしい。


時計を気分で買い換えるというのは大袈裟な話だが、ベルトを替えるだけでも印象はがらりと変わる。前述のように NATO ストラップの場合は交換するといってもベルトを通すだけなので非常に手軽だ。
むしろシンプルなベゼルの腕時計を選び、服を着るようにベルトを着け替えて変幻自在なモデルにするというのもいけてる楽しみ方だろう。

  • 20161023200815