大阪:天王寺動物園へ
初めて大阪に行くにあたって、絶対に行きたかった場所が2カ所ある。ひとつは水族館「海遊館」、そしてもうひとつが「天王寺動物園」である。目的はもちろんフレンズに会うためだ。
http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu170/tennojizoo/
大阪に着いた初日、まず朝に北浜を散策したあと天王寺へ向かった。わーい!
「ようこそジャパリパークへ」と書いてある。(
初っぱなに驚いたのがトイレ。まさにフレンズ仕様じゃないか!
ヒガシクロサイ。
シロサイとクロサイの区別がよく分からなかったが、調べてみるとそもそも色が関係ない。口の幅が広い、ということで wide というのを聞き間違えて white と誤記してしまったという。挙げ句の果てに、それとは対照的特徴のサイをクロサイとしてしまった。
なのでシロサイとクロサイの区別は色ではない。口の先を見れば分かる。幅広いのがシロサイで、写真のように嘴のようなすぼまっているのがクロサイ。
サイはラクダと同じく側対歩なのね。乗ったことがないので分からないが、聞くところによるとラクダは乗りやすいらしい。馬などと違い、上下に揺れることがなく前後に揺れるそうな。
優しい顔つきをしている。
キリンには2本の角があると思っていたが、「とうぶどうぶつこうえん やまかみおにいさん(さいたま)」によると5本だそうである。眉間に1本、耳と耳の間にもぼこぼこと2つある。すごーい!
尻尾は先から黒毛が長く伸びている。足の下にもきれいに模様が入るのはアミメキリンの特徴のようだ。ウガンダキリンだと膝下は白い。
体つきは華奢かと思っていたが、よく見るとけっこう肉付きは良いようだ。触ってみたい。
なお、キリンは日本で個人でもペットとして飼うことができる。
グラントシマウマ。胴体の縦縞と脚の横縞のつながり方とか芸術的である。美しかっこいい。
顔の縞はみな鼻につながっているのねえ。睫毛は白く、背中には中心線のような一本縞があるとは初めて気づいた。左右で縞は繋がっていなかったのか…。でも左右対称なのだろうか?
ブチハイエナ。なんというか…犬である。でもハイエナはイヌ科でもネコ科でもなくハイエナ科という独立した科に属している。
ハイエナに対する一般的な印象として、食べ残しを食べたり、他の動物の獲物を横取りするといったものがあり、それらはどちらかと言えば「自分たちで狩りをせずずるい」というようなあまり好ましくない性向の表れとして捉えられている。だが実際は(特にブチハイエナは)自分たちで狩りを行うことが多い歴とした優秀なハンター集団である。彼らの狩りの成功率はかなり高いらしい。むしろハイエナが捕らえた獲物を奪われることもある。
それなのになぜあんな言われようなのかというと、一説には最初にハイエナを世に広めた写真家だか冒険家だかがたまたま横取りしたところを見たかららしい。迷惑な話である。そもそも自力で危険を冒して食物を調達しない生き方があたかも劣っているかのような価値観が人間の身勝手ではあるのだが。
またハイエナの群れのリーダーはメスであり、リーダーの長女がリーダーを引き継ぐという、女社会&世襲制となっているらしい。
ライオン。みなさんゆっくり休まれていた。オスは特に爆睡していた。
ライオンのいるエリアから堀を挟んでシマウマとキリンのいるエリアが臨める。なにを思っているのだろうか。
かっこいい。
ジャガー。美しい。
子どもと思われる2匹は寄り添ってうとうとしていた。
ピューマ(爆睡)。
アムールトラ。毛並みが美しいですなあ。
ホオジロカンムリヅル。鳥はよくカメラ目線をくれる。
キガシラコンドル。貴婦人のようだ。
クロコンドル。
セーカーハヤブサ。翼を広げていたが放熱だろうか?
コンドル。ロックバンドのアルバムジャケットにありそうな写真。
嘴の鼻腔が大きい。コンドルの頭部に羽毛が生えていないのは、主に死肉を食するため、羽があると顔を突っ込んだときに肉汁(腐敗している)や血(腐敗している)が染みついてしまい不衛生になるためと考えられているらしい。羽がなければすぐに乾くし、日光消毒もできると。よくできてる。
ソウゲンワシ。
オジロワシ。
全部を確認したわけではないが、だいたい爪は黒い。今度は爪に注目して観察したい。
オオタカ。かっこいい。
誰かに似ている。誰だっけなあとずっと考えていたのだが、ついぞ思い出せなかった。まあ、丸眼鏡の人なら誰でもオオタカ似になれると思う。
ホロホロチョウ。丸い。まん丸であった。食べてみたい。食べたいと言えば、七面鳥も食べたことがないので食べてみたい。
スズメ。なんと放し飼いされていた。(
チュウゴクオオカミ。なんと美しい。
オオカミをけっこう長く見ていたのだが、もうほんと、まんま「犬」である。仕草といい目線といいスーとそっくりであった。かわいいが、やはり胸が痛い。
こちらはドール。別名アカオオカミ。
オオカミの遠吠えも聞くことができた。一緒に遠吠えしたくなる。
あとおしっこをしたらその辺の散歩中の犬のように後ろ脚で砂をかける素振りをしていた。これは「砂をかけている」のではなく「マーキング」のひとつだと考えられている。犬は足の裏で汗をかくので、その匂いを土になすりつけているわけだ。
シセンレッサーパンダ。たしかにかわいい。
ふれあい広場のヒツジ。ふれあえなかったが。
アジアゾウはゆらゆらと踊っていた。
ゾウは記憶力がずば抜けていて一度匂いを嗅いだ人間のことは一生覚えているらしい。また鏡映認知がある。
鏡映認知とは、鏡に映った自分を自分と認知できる能力のこと。鏡映認知があるのはヒトの他に、チンパンジーなどの類人猿、イルカ、ゾウ、カササギ、ヨウム、ブタくらいだと言われている。イヌもという意見を目にするが、自分の経験上死角を鏡を利用して見ることはするが、鏡映認知はないと思う。鏡に向かって吠えていたので。
他にもヒトには聞こえない低周波音域で会話しているとか、足の裏から震動を感じ取り 40km 先の音を聞き取れるとか、とにかくゾウはヤバいフレンズである。