兵庫に初ログイン
2泊3日で兵庫へ。
私も含めて横浜人にありがちなのは、「神奈川県」に対する帰属意識の薄さである。「どこから来られました」と訊かれて「神奈川です」とはあまり言わず「横浜です」と言ってしまう。これは私のなんとなくの予想だが、神戸に住んでいる人もそんなところがありそうな気がする。「兵庫」よりも「神戸」に馴染むところがあるのではないだろうか。
今回は台風に会いに行くというようなタイミングであったが、結果的には台風の影響はほとんどなかった。一日目は一日中雨だったが荒れるようなことはなく、二日目は日中は風が強かったものの雨は降らず、台風が近づいた日暮れ後風雨は強まったが、一番荒れる時間帯は夕餉に出かけていた。ホテルに帰る頃には暴風圏は抜けていた。そして三日目は台風一過でいささか強すぎるほどの快晴であった。常々思うのだが、私にはつくづく天が味方している。
新幹線で新神戸に着いてまず向かったのは、元町にある「カフェラ 大丸神戸店」。10年ほど前に、この店に勤めるバリスタがバリスタの世界大会で優勝したという記事をコーヒー特集の雑誌などで見かけたときより、ここには是非来たいと思っていた。今回の旅の目的の半分くらいはここが占めていた。
写真一枚目が一日目の雨の大丸。この写真は三日目再び向かったときのものである。本当に美しい街だった。
大丸のコリドール(回廊)に沿って歩くとその店はある。それほど大きな店ではない。開放的な店内とテラス席がある。
ここでまず飲むべきは、そのバリスタ(ご本人かは分からなかったが)の淹れるデザインカプチーノ。好みの絵柄を選べると聞いたが、特にそのようなオプションはなかったので絵柄はおまかせ。もしかして裏メニュー的な何かだろうか。ケーキはティラミスを。
初日は雨だったので店内席で。念願が叶い感無量である。
三日目はテラスで。周辺にはハイブランド店が立ち並ぶ。
神戸に住みてえ…。
カフェラは大阪と神戸、広島、熊本にあるようだ。
http://www.ufs.co.jp/brand/cfr/
大丸神戸店はもちろん初めてだが、もしかしたら大丸自体が初めてかもしれない。とても美しい建物である。
一日目は続いて神戸の中華街、「南京町」へ。大丸のすぐ近くにある。
南京町で有名らしい豚まんの「老祥記」。一口サイズの豚まんで1個90円だが3個からの注文になる。店内には狭いが食べられるスペースがあり、食べていくというとお茶を出してくれる。混んでいるので場合によっては待つかもしれない。
これは「天福茗茶」の愛玉ゼリー。初めて食べたがこれは美味い。濃い茶色の粒々が愛玉ゼリーなのだが、ものすごく歯応えがある。そして愛玉ゼリーそのものには甘みや香りはないそうなのだが、とてもいい香りがする。この香りはなんだろうと思い巡らしながら食べたのだがついぞ思い出せなかった。爽やかな香りである。
南京町は横浜中華街よりずっと規模は小さいものの、小さいからこその雰囲気がある。
こちらはちょっと離れて三宮近くの洋食店、「グリル一平」のビーフカツレツ。二日目のお昼に訪れた。
初めてだとちょっと場所が分かりにくいが、諦めかけたところで見つけた。
これは本当に美味い。神戸に行ったら是非。オムライスが有名なお店だそうである。
カフェの2店目は三宮と新神戸のあいだにある「フロインドリーブ」。三宮と新神戸は歩いて行ける距離である。「グリル一平」のあとのティータイムはここフロインドリーブに行くと良い。
1929年に建築されたユニオン教会を改装したとある。
控えめに言って、最高すぎる。
カラメルがちゃんとほろ苦でとても美味しい。
湊川公園駅そばの「居酒屋わら」。
美味い。しかもボリュームたっぷり。複数人だとよりたくさん料理を楽しめていいだろう。
私はエビマヨ、からあげ、角煮チャーハン(特別に半分の量で作ってもらった)。三宮から地下鉄で3つ目なので神戸に来たら夜はここで飲むべし。
ここまで書いておいてアレだが、神戸に着いて一番最初に「おぉ…」と思ったのはこれだったり。新神戸駅にて。乗りたい。アスカかわいい。
やべえ、JR 本気だ…。にしても新大阪↔博多とは…。
やります…! 僕が乗ります!
お土産に買った「神戸プリン」。神戸土産で一番の推しだった。プリンに「フルーティ」…? とちょっと予想がつかなかったが、果実酒が使われているらしく、たしかにほのかに爽やかな風味がある。とても美味だった。
他にも明石や姫路にも足を伸ばしたが、それはまた別記事にて。