団子より花
職場の最寄り駅に「青山フラワーマーケット」があることを知ってから、ふらっと立ち寄ることが増えた。山場を越えたときとか、「今週もおつかれちゃーん」というときには、ついふらふらと引き寄せられてしまう。
「花より団子」という諺がある。これは風流よりも実利に重きを置く、見た目よりも実質を重んじることをいったものであるが、もしかしたら私は「団子より花」なのかもしれない。花を買ったって睡眠不足が解消されるわけでも腹がふくれるわけでもないのだが、私にとって花というのは、この世で数少ない「純粋な喜び」のひとつである。
つまり視点を私の「満たされる気持ち」に合わせれば、花は実益のかたまりみたいなものと言えるかもしれないのだから、「花より団子」というのも人によって、時によって、「何が団子か」はそれぞれ違うのだろう。
マーブル模様なバラというと、ラナンキュラを思い出すが、これは「スパークリング ラフティ」という品種だそうである(ラストワンでラベルがなかったので店員氏に聞いた)。
かっこよすぎ。
チョコレートコスモスはつい買ってしまう。好きみたいだ。
チョコレートコスモスの花弁の表はベルベットのような風合いなのだが、裏はこのとおりつるつるである。おもしろい。
これは品種名を失念。カラーは凜としていて好きだが、こんなシックな佇まいのカラーは初めて見た。
ボルドー色のカラーには「ボレロ」とか「マジェスティック レッド」といった品種があるようだが、この子は茎まで赤いのでまた別の種かもしれない。【Dec. 15th 2017 追記】品種名「レッドチャーム」であることを確認。
自分の部屋やデスクにはいつも花を生けておきたいものだ。