ドトール カフェインレスドリップカフェ
先月、ドトールの店内で「冬ギフト」のパンフレットを何の気なしに見ていたらとんでもないものを見つけてしまった。
カフェインレスのドリップカフェですとーっ!?
以前、カフェイン禁止令が出されたという記事で触れたが、最近のドトールはカフェインレス商品にも力を入れていると感じる。通常ドリンクメニューでもカフェインレスのブレンド(ホットコーヒー)やアイスコーヒーはもちろん、カフェラテのようなアレンジメニューにもカフェインレスを選べるようだ。また牛乳パックのようなパッケージのリキッドタイプにもカフェインレスがある。
そんな中、私は当初より「ドリップカフェのカフェインレスが欲しいな」と思っていた。今ではたまに(週に一杯くらいは)普通のコーヒーを飲んでいたりするが、基本的にはカフェインを避けているので自宅でドリップカフェを飲む機会がぱったりとなくなってしまったのだ。
その待望のカフェインレスのドリップカフェがついに登場である。冬ギフト限定の商品のようなので2箱買った。ぜひ通常商品となってほしいものである。需要はかなりあるのではないか。
最初の一杯を飲んでみてびっくりした。正直カフェイン入り(と言うのも変だが)のコーヒーと区別がつかない。飲み比べをすれば差異はあろうが、「この一杯のコーヒー」として飲んだとき、まったく違和感がない。美味いコーヒーである。今まで飲んだカフェインレスのコーヒーで一番美味い。
注意点としては、他のドリップカフェと違って、抽出のための穴がより微細になっているようで湯の通りがゆっくりである。ドトールのドリップカフェを普段飲んでいる人なら戸惑うはずだ。普通のドリップカフェのつもりで湯を注ぐと溢れてしまう危険があるので、その点は最初注意したほうがいい。つまり私が溢れさせたわけであるが。
豆の挽き具合はそれほど細かいわけではないようなのでたぶんフィルターの穴のほうが小さいのだと思う。おそらくカフェインレスの豆はカフェインを抜く過程の影響で抽出時間を延ばす必要があるようだ。
思うのだが、ドトールはもっとカフェインレス商品を推していいと思う。私の周辺ではドトールを普段利用している人でもカフェインレスを選べること自体知らない人がほとんどだった。
推すといってもカウンターのメニューでは意味がない。コーヒーという商品の性格上、夜の時間帯の客足は鈍るのではないか。店頭の垂れ幕は時間帯ごとに替えているが、夜の時間帯はカフェインレスをプッシュしてみてもいいだろう。
またカフェインを避けている人はそもそもドトールに入ろうと思わない。看板などで「カフェインレスあります」と大きく打つのも周知には必要ではないかなと思う次第。