梅 2018 (大倉山公園)

今年も梅を観に大倉山公園へ。奇しくも去年と同じく曇りになったのは観梅会の前日だった。

ここまでの3枚は「冬至梅とうじばい」という品種。名前からして相当早くから咲く梅なのだろう。その冬至梅がちょうど見頃であることから気づくかもしれないが、そう、今年は去年より開花が遅い。たぶん一週間から十日、ひょっとしたらもう少し遅めかもしれない。なにしろ去年は見頃だった「白加賀」や「緑萼梅」「淡路枝垂」といった梅がまったくと言っていいほど咲いていない。
色んな種の梅が咲き溢れるといった春の情景にはもう少しかかりそうだ。

これぞ梅、という印象の「野梅やばい」。冬至梅と見分けがつきにくいが、よく見ると野梅の花弁はまん丸である。萼の大きさも違いがあるように見える。

花を見ていておもしろいのは、花がより美しく見える光の具合というのは、その花が咲く時季のものであるということだ。例えば向日葵は盛夏の突き刺すような陽光が似合うし、秋桜には澄んだ光が、梅には少しくすんだ光が似合う。

八重寒紅やえかんこう」。紅梅はだいたいどの種も見頃を迎えていた。

この深い紅の梅は「紅千鳥べにちどり」。まさに、といった咲き様である。

月影つきかげ」。好きな梅のひとつ。ほとんど咲き始めていないおかげで凜とした姿を目にすることができた。

この2枚は「緑萼梅りょくがくばい」。好きな梅はと聞かれたら「緑萼梅」「白加賀」がまず挙がる。

月宮殿げっきゅうでん」という品種。すごい名前だ。八重はやはり華やかになる。

月宮殿に似ているがこれは「玉牡丹ぎょくぼたん」。

筑紫紅つくしこう」。

たぶん「八重旭やえあさひ」。

見驚けんきょう」。これもすごい名前だ。見て驚け!

白加賀しろかが」。観ることができて満足。

鹿児島紅かごしまこう」。今回観た紅梅では一番好きかも。

緑萼梅。もう少し日を置けばまた違う雰囲気の梅が観られるかもしれない。

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