フローリストケースを買った
花屋とかガーデナーが腰回りに花鋏やナイフなどを収納しておくポーチをしていることがあるが、フローリストケースというらしい。園芸家の鞄。
仕事中は複数本のペン、ハサミを常に持ち歩いているのだが適当なものがなく試行錯誤のうえやりくりしていた。が、いい加減すっきりとまとめたいと思い、探してみても「これだ」といったものがなかなかない。
そんな折思い出したのが美容師が複数のハサミを納めているアレである。名前は知らなかったので「美容師 ハサミ ホルダー」と検索した。
そこで目に留まったのがシザーケース専門店を謳う工房、sacra。
ここで初めてフローリストケースというものを知った。見てみるとなかなかいいではないか。自分好みである。タイミング的に値上げ直後だったのでしょんぼりだったが、革鞄や革小物を作る genten などと比べると決してめっちゃ高いという気はしなかった。かなりがんばっている値段なのでは…という気はする。もう数日早ければ…とは思いつつも納得し「えいや!」と購入。
ぺんてる サインペンの黒と赤、三菱鉛筆 ジェットストリーム 0.5mm と 0.38mm。
オルファ 家庭はさみ S型、印鑑、作業用手袋を留めるためのダックカール(髪留めクリップ)。
買ったのは鞄が「FL-306(ブラウン)」。付属のベルトもナチュラルでかっこいいが、肩掛けでなく腰に回ししめるつもりだったのでより幅広で負担が少なくなりそうな革ベルト「FL-310(ダークブラウン)」を追加で選んだ。
https://sacra-jp.com/floristcase/fl-306.html
https://sacra-jp.shop/?pid=121374408
なぜ鞄とベルトを色違いにしたのかというと、ベルトが明色だとどうしても目につきやすくなるため、汚れや傷がついても目立ちにくい濃色にしたかったという実利的な面と、私の好みでツートーンにしたかったというのがある。
(明るいものと暗いものがあったら人の注意は明るいほうにいくものである。鞄が白でベルトが黒だったらまず最初に鞄が目に入る)
中のシザーホルダーを取り外せば、ちょっとした街歩きのポーチにもなりそう。
作り手としては事務的な用途をあまり想定していないかもしれないが、実際のところ使い勝手は良い。
作りは丁寧、素材は言わずもがな、そして美しい。仕事に使わなくなっても土いじりは日常的にやっているのでたぶん相当長く使えるだろう。これは良い品だ。