Benetton のシャツ。買ったのは2019年らしい。毎年春から秋にかけて着ていたので、生地も薄くなり、色も褪せ、袖口は擦り切れ始めてしまった。

柄も気に入っていたし、ボタンも木ボタンで洒落ていた。捨てるのもちょっと名残惜しかったので、リメイクすることに。
バンダナのような正方形のものを最初考えたのだが、縫い目を避けるとせいぜい 30cm 四方くらいのものしかとれない。それではあまりにも小さい。
私はバンダナをネッカチーフのように使うのが好きなので、それならばと最初からネッカチーフ用に帯状のものを作ることにした。

一番広く一枚布をとれるのは後ろ身頃。そこから斜めにとることにした。
リメイクするのだから、シャツの気に入っていた箇所を残したいものである。袖口の内側に使われていた空色の布を剣先の裏地に。袖口の内側は黒ずみやすいが、裏返しても裏面ぽさのない布だったので裏返して使うことに。
まずは花柄の表面と空色布の表面（今まで裏面だった肌に触れていなかった側）をあわせて縫う。縫えたらこれをひっくり返す。

普段ならミシンを使いたいところだが、なにぶん薄くなっている生地なので手縫いで決行。

長辺側を裏返した状態で縫う。剣先部分もここも返し縫いで。縫えたら筒状になっているのでひっくり返す。
そして両サイドから折り、ネッカチーフとして使う巾にする。

折った両サイドをまつり縫いにする。ここは見えるところなので（ほとんど目立たないようにまつり縫うのは面倒なので）光沢のある絹糸を使用した。縫い目がきらきらして綺麗かなと。

そしてこのシャツで気に入っていた木ボタン。これも採用したい。ということでネッカチーフを結んだときに見える剣先部分に飾りボタンとしてつけることにした。
袖口のボタンには大小あるが、その小さい方（腕上部側、「剣ボロ」という箇所らしい）のボタンには葉の紋様っぽい刻印があってイケている。これを花柄側にして華やかさに合うようにした。
ちなみに残りのボタンもボタン愛好家としては当然残してある。糸とボタンはいくつあっても困らない。というかいくつもないと用をなさない。（徒歩圏内にユザワヤが欲しい民）

できあがり。まつり縫いの結果が多少歪んでいるような気がするが、首に巻いてしまえば関係ねえ、ということで良しとする。

剣先のどちら側が見えてもナイス～。

元のシャツらしさを残せて良かった。