那須ステンドグラス美術館が大変良い
おそらく小学校で日光へ行ったとき以来の栃木県。那須を初めて訪れた。目的のひとつ、那須ステンドグラス美術館がとても良かった。
英国のマナーハウスをモティーフとした建物からして、ただ似せたというわけではなく資材・工法からして本物志向。扉ひとつ、手すりからドアノブ、開口部の鉄筋(あれは正式にはなんと言うんだ?)に至るまでどこを見ても素晴らしい。けっして広大な敷地というわけではないが、館内には3つの礼拝堂、バルコニーまであり、見応えがある。那須をふたたび訪れることがあればまたぜひ寄りたい場所である。
教会のステンドグラスというのは、字が読めない人でも聖書を理解することができるように、聖書中の逸話や教訓を題材に作られている。今回那須ステンドグラス美術館ではとくにステンドグラスのモティーフになっている植物に着目した作品紹介がされていた。なるほど改めて見るとステンドグラスには多くの植物も描かれている。私がステンドグラスが好きなのは植物好きというのもあるのかもしれない。
また館内には多数のランプも展示されている。「ティファニーランプ」で知られるステンドグラスを使ったランプシェード。これがまた素晴らしい。
バルコニー。階段の手すりはロープでバルコニーの手すりはこれよ。かっこよすぎ。
開口部の鉄筋としか説明しようがないこれに至るまで隅々まで素晴らしい。
ステンドグラスのアクセサリーを作る体験教室もある。これがまた予想してたものより本格的でやりがいのある内容で良かった。ガラス片はさすがにすでにカットされているものを使うが、銅テープを巻くところから自分でする。どちらかといえば手先は器用な方だと自認する私も「…ほう?」となるくらいやりがいがあった。楽しかった。