ハッピーになれる動画集

何年経っても、ふと観返したくなる動画がある。そして実際観るとそれが何度目であってもちょっとだけハッピーになれる。これが不思議なもので、超絶巧いとか、笑えるとか、”ものすごく”感動するとか、そういう尺度とは違うなにかがある。それらは言ってみれば「刺激」であり、その刺激の強度を指し示しているわけだが(つまり「めっちゃかわいい」とか「泣ける」とか)、それらは刺激の強度を意図的に高めたネットのジャンクフードみたいなものだ。そういうのはいくらでも溢れている。瞬間的にははじける泡沫が爽やかかもしれないが、気が抜けるのも早い。
私がふと思い出して観てしまうのはそれらとはちょっと違う気がする。ピンポイントで押されるツボのように、なぜか分からないけどじわりと効くのだ。忘れた頃にふたたび訪れると、ああやっぱりいいわ、となる。
そういう動画を YouTube でリストにしているのだが、別に他人に薦めるつもりもないんだけど、なにか疲れているんならこういうの観たら? おれこういうの好きなんだよ。というだけの話である。油断してひとたび無防備にネットを見てしまえばたちまち毒され、ネットサーフィンが楽しいなんてのは大昔の話になってしまった。たまにはこういう地味に「あ、いいわこれ」という穏やかな幸せがあっていい。
私が一番好きなコマーシャル。
いわゆる「弾いてみた」系でのお気に入りその1。大袈裟じゃなくて『インターステラー』という映画の魅力を表してる。素晴らしい。
お気に入りその2。
フィクシーのトリックというとメッセンジャーなどストリート系のものが多いけど、私はこれが好き。ベルトドライブだけどギア比は 1:1?
Klangphonics を知ったきっかけのショート動画。映画『Sound of Noise』好きとして Klangphonics のショートは毎回刺さる。
Björk 本人の目の前でカヴァーするなんてどういう罰ゲームだと血の気が引くけど、さすがの Robyn。素晴らしい。
元動画は消えてるけど、それを採譜したもの。上原ひろみのカノンがハッピーでとても好き。
WIRED の Tech Support はどれもいいけど、観るとちょっと元気になれる回。
ちょっと元気になれる回その2。それにしても聞き取りやすい英語。
Ken Block が亡くなったのは2023年。エリザベス女王が亡くなったのは2022年。テレビの一番組がこういう作品を撮れるイギリスはすごい。今でも笑わせてもらっている。
DOMi & JD BECK を知ったきっかけがこの Aphex Twin 『Flim』のカヴァー。何者なんだ! と衝撃だった。ほんとぶっ飛んでる。
ファンアート系お気に入りその1。しみじみ好きだわ。
その2。この動画のすごいところは、「あ、YMO ならやりそう」と思わせてしまうところにある。演奏がそれっぽいとかよりも「やりそう」と思わせてしまう違和感のなさ。
ファンアート系お気に入りその3。iPod の CM は印象的だった。iTunes から転送して踊りながら部屋出ていく初代 iPod のも好きだった。いろんな曲に差し替える動画が流行りましたね。
いつ観ても笑える。
いつ観ても笑える。最高すぎる。
最後に長めのを2つ。Boiler Room のチャンネルはとてもいいアクトがたくさんあるけど、その中でもフル・オブ・ハピネスなのが Romy のこれ。
高校生の頃から聴き続けている Underworld。老若男女かまわずこんなに笑顔になれるテクノコンサートがほかにあるだろうか?
これらの動画を観ると思う。人間として生まれたことは、かなしいことも情けないこともたくさんあるけれど、きっと素晴らしいことでもあるんだと。