庵治石硝子の一輪挿し

栗林公園については別記事で紹介するつもりだが、その栗林公園を堪能して出口を出た折、普通の土産物屋とは少し趣の異なるお店があった。かがわ物産館「栗林庵」。
お土産は「しょうゆ豆」にしようと思っていたのでここにあれば買おうかなと思い入ってみると工芸品がまず目に入る。どれも「いいもの」であるというのが一目で分かる洗練された品々の中、目を奪われたのがあった。

さぬき庵治石硝子の一輪挿し。

庵治石(あじ-いし)というのは香川で採れる花崗岩。特にこの庵治石はキメが細かく、硬いという特徴があるそうだ。高級石材らしい。
その庵治石をガラスに溶かして作ったのがさぬき庵治石硝子。工房は Rie Glass Garden。

http://aji-glass.jp/

瀬戸内ブルーと銘打ったこの碧。ただ綺麗というだけではなく、さらにその先にある光とか風とかを感じる。穏やかな海が目前に広がるような。

不思議なことにこうして見ると青はとても薄いのだが…

横から見るとこの通り。なんだかすごい。おもしろい。

そして落ちる影も素敵である。

帰りは飛行機だしガラスだしどうしようか本当に悩んだのだが、栗林庵の方に配送ではなくおそらく機内持込荷物として持っているのが一番安全とアドバイスいただき、その上しっかり梱包してくれて無事に連れて帰ることができた。深謝。

https://www.ritsurinan.jp/

庭のツツジを。ただ挿しただけなのにすでに完成している。すごい一輪挿しですよこれは。

いただいた情報によると、東京などでも香川の物産展などがあると出展することがあるという。次回開かれた際にはぜひ行きたい。

それにしても本当に美しい。ずっと眺めていられる。海や山や木々といった自然物と同じで、昼夜問わず美しい。そういうのって人が作るのは本当に難しいのだが、この庵治石硝子はそのひとつだろう。

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